COLUMN

社内コラム

第8回

営業部 課長 阿部 公嗣

「欧州弓道武者修行」(1)

 私が趣味で行っている弓道の指導?で、過日フィンランド及びドイツに行ってきたので
"武者修行"として、ご紹介します。
 大学の時の弓道の師匠より「欧州セミナーの手伝いをしてくれないか」と、10年以上も
前からお願いされていたので、一念発起し参加するこにしました。
 日本から行くのは、私の師匠のTG大学助教授のK先生とT国立大学のS助教授と私と
3人が、今回のセミナー指導者として参加しました。(私は先生方のお手伝という立場で
の参加です)他にK先生の奥様と高校2年の息子さんも、半分観光、半分セミナー参加者
として同行しました。
 欧州セミナーは、ドイツを中心としたヨーロッパ地方で、弓道を行っている方々(我々
の流派日置流印西派を中心に)を指導してきました。









<第1週 フィンランド> 2005.08.07(日)〜14(日)

 日本を出るときには、真夏で30度を上回る気温だったのに、フィンランドの空港に降り
立った時には17度。同じ夏なのにほとんど日本の秋の様な気温でした。
 空港に着くと、今回のセミナーのお世話をしてくれる方々が迎えに来てくれていて、す
ぐさま車に乗っての高速道路で1時間半ほど
走ったところの湖のほとりにある、スポーツ
センターにてのセミナー。
 着いて直ぐに夕食を摂り休憩するまもなく
夜の練習を行った。
10時間飛行機に乗り1時間半車に揺られ、日
本を出て15時間後には弓道をしている、とい
うハードスケジュールの始まりでした。
 フィンランドで弓道が行われるようになって、まだ18、19年くらいなので、弓道人
口もまだまだ少ないが、熱意は日本人以上のものを感じました。30名ほどの参加者ではあ
りましたが、国内全域より参加し、ほとんどロシアとの国境近くから参加する人もいて、
日本で言えば沖縄で行うセミナーに北海道の稚内から参加するくらい遠くの方から来る人
もいました。
 それだけに、弓道を真剣に行い朝9時から夕方6時まで練習したのに、夕食後また直ぐ
にフリーで夜の9時過ぎまで練習する人達がいて、始めの内は私も付き合っていましたが
私の師匠より「無理しなくて良いよ、身体保たないから」と言われて夜の練習は止めまし
たが、確かに自分に緊張感があった為か疲れを感じていませんでしたが、日本にいる時で
あればとっくに音を上げているところです。
 フィンランドの人たちにしてみれば、年に一度本場日本から来た先生に教えていただけ
る絶好の機会なので、それは一生懸命になります。
 言葉は、主に英語で通じますが中にはフィンランド語やドイツ語の方もいて、先生の話
す日本語を英語で通訳してその後英語をフィンランド語やドイツ語に通訳するといった二
重三重の通訳だったので、先生方の講義も、通常日本ですれば30分ほどで終わる内容も
1時間〜1時間半かかってしまいます。また、皆さんからの質問も多く、内容も細部に渡
っているため、先生方も四苦八苦されていました。
 練習で気づいたのですが、休憩時間になる
と日本人は床に座って休むのが当然の感があ
りますが、フィンランドの人たちは立ったま
ま休憩してるのにはビックリしました。話を
聞くと、床に座るのが苦手なので椅子でもあ
れば座るが、なければ立ったままの方が楽な
のだそうです。生活習慣の違いなのか骨格の
違いなのか・・・?
 フィンランドは、夏は白夜に近い状態で、日照時間が朝4時〜夜10時ころなので、夕
食後に外で遊ぶ(運動など)ことができてしまうので、一日がとても有効に使えるような
気がしましたが、冬になると反対に夜が長くなるので、フィンランドの人たちは冬の分ま
で夏のアウトドアを楽しんでいるようでした。
 夜が長いからでもありませんでしょうが、毎晩数名の弓道仲間とビールを楽しみました。
ヨーロッパどこでも同じかも知れませんが、日本の用にビールをギンギンに冷やして飲む!
ということはしないようで、だいたい11℃くらいが飲み頃の適温だそうです。当然味は最
高でした。ちょっと驚いたのは、朝の食事のドリンクコーナーにノンアルコールのビール
が置いてあり、それを小学生くらいの子供達が平気で飲んでいることで、私も飲んでみま
したが味はほとんど普通のビール味でした。
 最終日の金曜日は、午前中練習をした後ヘ
ルシンキ市内に移動し観光をしました。ちょ
うど世界陸上が開催されていて、マラソン男
子のスタート時間に間に合いましたので幸運
にもスタート地点より200mほど離れた地
点で観戦することができました。
               (つづく)

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