COLUMN

社内コラム

第10回

営業部 課長 阿部 公嗣

「欧州弓道武者修行」(3)

<第3週 ドイツベルリン>  2005.08.21(日)〜27(土)
 ハンブルクから列車での移動で、ベルリンに夕方到着して、ホームステイで一週間お世
話になる現ドイツ弓道連盟会長のお出迎えを受けて、わずかな時間だけ夜のベルリン市内
を観光。
 ここでの予定はセミナーという形ではなく、
普段ベルリンの弓道仲間が練習しているとこ
ろで、のんびりと弓を引き、空いた時間に観
光をする予定でしたが、先生方がいらっしゃ
るということでベルリン近郊から弓道人が34
人ほど集まってきて(中には電車で1時間も
かけて毎日通ってくる人もいました)のんび
りする予定が、結局セミナーと同じように指導することになりました。
 会場が、アーチェリー場の一部を間借りしての屋外での練習でしたので、開放的な感じ
で良かったのですが、蚊がすごくて大変でした。こちらの蚊は、強力で一度刺されると病
院に行かなければいけないほどだそうで、虫除けスプレーを購入して対処しました。(飲
食代とおみやげ以外で、唯一自分で購入したスプレーでした)







 水曜日に雨が降った為、練習が中止となりベルリン市内観光を楽しむことができました。
 ベルリンの壁で有名なブランデンブルグ門や、ポツダムに行きポツダム会談が行われた
                     ツェツィーリエンホーフ宮殿やサン・スー
                     シ宮殿を見学することができました。
                     ツェツィーリエンホーフ宮殿では、トルー
                     マン、チャーチル、スターリンが実際に座
                     って会談した場所を見たときには、ここで
                     日本の将来を決めたのか!と思ったら、身
                     体に震えを感じました。









 ベルリンでの移動は、ほとんどバスと電車を使用したので、乗り方を覚えてしまいまし
た。ベルリンの公共交通機関はチケットが共通で、バスで6区間分の料金を払って4区間
しか乗らない時に残りの分で電車1区間乗れるなど、結構便利でした。また、電車の駅で
はチケットを確認しないところが多いので無賃乗車出来そうなのですが、電車の中に私服
で駅員が乗り込んでいて、時々チケット確認をされるので真面目に購入しないと高い料金
を払うことになるようです。
 バスは、2連になっていて列車1両分の長さがありました。真ん中はターンテーブルで
接合されており、バリアフリー?状態で、乗り降りの時には乗降口側の高さが下がり、車
いすでも楽に乗れるようになっていました。
 また、ドイツの道路事情でビックリしたことは、歩行者用信号機にの青の時間の短いこ
とです。私たち健康な大人の足で歩いても道路を横断することができないほど短く、必ず
中央部に取り残されます。だからなのか、だいたいの道路の中央分離帯は幅広くなってい
ます。
 バスなどでは障害者にやさしい一面があるのに、道路では障害者では半分もいけないほ
ど早い信号の切り替え。弱者にやさしいのか厳しいのか判らない国に思えました。
 ベルリン市内を歩くときの注意点その1。観光地にはほとんど無いと思いますが、一般
市民が生活している所の路上には、犬の糞がよく落ちてますので、足下注意です。犬の散
歩の時に糞を処理する習慣があまりないようです。
 注意点その2。歩道は歩行者用と自転車用に区別されていて、自転車用の通路上にボー
と立っていると、ものすごい勢いで自転車が走ってくるので、衝突しそうになります。歩
道が広いからと安心しないでください。
 注意点その3。自動車はほとんど路上駐車です。駐車禁止の罰則はないが、前後の車が
出られないほど詰めて駐車した時に罰則があるそうです。
 ドイツ車事情。路上駐車がほとんどでガレージがある家はまれなので、皆さん車はほと
んど手入れしないようです。日本の様にワックスの効いたぴかぴかの車などはあまり見か
けませんでしたし、車内の掃除などもしないので、散らかしたままの方が多かったです。
 今回の欧州セミナーに参加した感想は、弓道に関しては決して恵まれた環境にないのに、
自分たちで工夫して一生懸命取り組む姿は、我々の方が見習わなければならない所である
なと感心しました。また、実生活も仕事をするときは一生懸命に仕事をして(普段の仕事
時間は日本の平均就業時間と同じかそれ以上)、その分余暇を十分楽しむなど、メリハリ
のある生活を送っているようでした。食生活は、日本の方が私には合うかな!
 日本に帰ってから、友達などからは3週間もヨーロッパに行ってきてさぞやいろんな所
を観光してきたのでしょうね!と言われましたが、実際は3・4日観光する時間があった
程度で、ほとんど弓道漬けの状況でした。以前にも師匠より欧州セミナーの土産話を聞き
ましたが、お土産を買うのがやっとでほとんど観光などできない!と聞いておりました。
師匠が言うには、今回は多く観光出来た方だそうです。
 また、ご存じの通り消費税は高く16%とか20%があたりまえでとても高いのですが、
その分福祉や生活面では優遇されており、学校の授業料は公立であれば大学まで無料。水
道や電気ガスなどの料金も安く、贅沢をしないで生活するのであれば、月3万円もあれば
生活出来るそうです。
 小中学校は、午前中で授業が終わるのでその分家庭での予習復習をいかにするかが学力
の差に大きく出るようです。
 ドイツ国内でのゴミの分別回収は、日本と同じ様に行われているようですが、面白いの
は普通のゴミは環境省の様な部署が管轄しているのですが、包装紙など商品を購入するこ
とによって排出されるゴミは産業省の様な部署で管轄しているようで、別々に回収され一
部有料とのことでした。つまり、物を売った方がゴミ回収まで責任を持つ!という感覚で
しょうか?
 また、ベルリンなどにトルコ国からの移民が多くいます。肉体労働者などの為に安い労
働力として移民を受け入れていたためトルコ人が多くなり、学校によっては生徒の8割〜
9割がトルコ系だったりして、宗教上の問題などから授業が成り立たない地域もあるとの
ことでした。

以上が、私の欧州弓道武者修行の紹介です。

セミナー
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ブランデンブルグ門
ブランデンブルグ門
ツェツィーリエンホーフ宮殿

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