COLUMN
どうでしょう福島
福島商工会議所の「ふくしまふれあいカレッジ」に参加してきました!
(教養学部講座)
2005.6.23(木)JRA福島競馬場にて
今回の会場は、福島競馬場の4Fで、競馬開催日なら1,000円または1,500円の指定席となる場
所でした。座席は、階段状になっていて、1380人分ありました。ターフビジョンの大画面に映し
出された講師を見ながら講義を受けました。受ける側はすぐ慣れましたが、講師の方は大変そう
でした。と言うのも、講師の方は、4Fではなく、1Fの屋外でマイクに向かって話しているた
め、受講生の反応など、会場の雰囲気がつかみにくい環境だったからです。
各テーブルには、モニターが埋め込んであり、ターフビジョンと同じ画像が手元でも見られる
ようになっていました。
教養学部 カリキュラム
10:00〜 ガイダンス 福島商工会議所 佐藤勝三会頭
10:25〜 歴史・史跡 福島県史学会 常任幹事 太田隆夫氏
11:25〜 自然・環境 ふくしまふれあいカレッジ学長 下平尾勲氏
13:15〜 花・実 花見山公園 園主 阿部一郎氏
14:15〜 祭り・文化 福島県文化財保護審議会 委員 懸田弘訓氏
15:15〜 観光・温泉(物産・名産) 土湯温泉観光協会 会長 渡邉和裕氏
16:15〜 県外出身者から見た福島 (株)福島博報堂 社長 纐纈 晃氏
今回は、受講者本人が個人的に興味深いと感じたところのみを取り上げ、すべて、テキストの
みを使用し、習ったことの復習を兼ねて、抜粋してまとめたものです。個人的な復習ノートを覗
き見るという感覚でご覧いただければ幸いです。
残念ながら、質問等をされても返答できませんので、ご了承ください。
---1時限目--- 「歴史・史跡」
福島県史学会 常任幹事 太田隆夫氏
「陽泉寺来迎供養塔」について
(福島市下鳥渡の陽泉寺にある供養塔)
昭和10年に国の史跡に指定されたもので、全国的
に傑出した石造文化財として有名。
高さ1.7m 幅1.2m 厚さ40cmの安山岩質凝灰岩
の石の表面を磨いて、阿弥陀如来・観音菩薩・勢至
菩薩を半肉彫りに美しく彫り出した「供養石塔」。
「福島城」(福島県庁)について
中世には、大佛城(だいぶつじょう)または杉目城(すぎのめじょう 杉妻とも書く)と言われていた。
1593年 蒲生氏郷の客将、木村吉清が大森城から杉目城へ本拠を移し、名前を「福島城」とした。
1598年 上杉景勝の領地となり、城代として水原親憲が着任。
1600年 城代本庄繁長が入り城下町づくりが本格化した。
伊達政宗が福島へ侵攻したとき、本庄繁長と梁川の須田長義が信夫山南で対陣し、政宗を敗走さ
せた。(「松川の戦い」)
1664年 幕府領となる。
1679年 本田忠国の福島藩15万石が成立。
1682年 幕府領となる。
1686年 堀田正仲の福島藩10万石が成立。
1700年 幕府領となる。
1703年 板倉重寛 福島藩3万石の領主となる。
(1869年まで12代167年間 板倉氏の居城として続いた。)
「大仏」という名称について
地名では[だいぶつ]、人名では[おさらぎ」 と読むらしい。
---2時限目--- 「福島の自然・環境」
ふくしまふれあいカレッジ学長 下平尾勲氏
阿武隈川西側
複合扇状地(吾妻山系からの堆積土壌)
こんにゃく・なし・桃・さくらんぼ・すもも・
りんごの栽培に適している。
阿武隈川東側
阿武隈山地からの堆積土壌
(山舟生川・広瀬川)
桃・たばこ・桑・柿の栽培に適している。
県北地域
二本松の菊人形が成功するのは、気候と土壌、良質の水により、黄色い菊・日持ちのする菊が育つため。
※新潟と福島の県北が、黄色の菊では日本一。
泉・清水・南沢又・北沢又
地下水が良い。信夫山(第三紀の流紋岩)によって地下水の流れが中断され、涌水を形成し、土砂の流れ
が抑えられ、扇状地(砂壌土系)を形成した。
二本松・本宮
有名清酒業・ビール会社が多い。
あだたら山系を源泉とする地下水には灘五郷(伊丹・西宮・灘・伝法・兵庫)の水(宮水)に匹敵する水
があるのではないか。
---お昼の休憩タイム--- 「ポニー登場」
ポニーのことは、よく分かりませんが、かなり手入
れされているように見えました。とても綺麗で、おと
なしく、ぬいぐるみのようでした。
---3時限目---「花・実」
花見山公園 園主 阿部一郎氏
花見山の魅力と地域の方々のご苦労について。
講師の花見山公園主である阿部一郎さんが、85歳
ということには、驚かされました。
(あまりにお若く見えたので)
---4時限目---「祭り・文化」
福島県文化財保護審議会 委員 懸田弘訓氏
「祭り」
人々の究極の願望は「長寿」であり、それをかな
えるためには、「無病息災」で「五穀豊穣」となる
ことが何よりであるとされた。
※五穀:米・麦・粟・きび・豆
そのため、祭りで
「無病息災」や「五穀豊穣」を祈願する。
・無病息災(無事で健康であること)
すべての災いは御霊の仕業であり、
御霊除けをするのが良い。(盆踊り・とうろう流し)
盆踊り :御霊を追い払うと言う意味もある。
とうろう流し:先祖の霊をろうそくの火に寄り付かせ、また、あの世に送ってあげること。
・五穀豊穣(食物が十分に手に入ること)
予祝儀礼:小正月に豊かな収穫を祈願する)
収穫儀礼:旧暦7月15日(盆)と旧暦8月15日(十五夜)に、米の収穫には早いが、芋などの収穫
を神に感謝する。 ※いずれも満月の日である。
「祭り」の基本
・誰でも参加できること。-----------------------祭りは見るものではなく、「参加する」もの。
・連帯感が得られること -----------------------協力をして、力を出し合う。
・囃子(はやし)は生きていること。(生演奏)---録音テープは、死んだ音楽。
・最終的に「安らぎ」と「満足感」が得られること。
---5時限目---「観光・温泉(物産・名産)」
土湯温泉観光協会 会長 渡邉和裕氏
湯治は、5〜10日間ぐらいが丁度いい。
※1ヶ月ぐらいになると、体が泉質に慣れてしま
うので、効き目がなくなってしまうらしい。
---6時限目---「県外出身者から見た福島」
(株)福島博報堂 社長 纐纈 晃氏
纐纈さんは、長野県飯田市に生まれ、高校まで長
野で育ち、大阪を経て、福島に来て4年になる方で、
県外出身者から見ると、福島がどのように見えるか
を語って下さいました。
関西の方では、福島を知っている人が少なく、も
ちろん、福島のイメージを浮かべられる人も少ない。
他県の人は、「福島県=会津」と思っている人が
多い。
福島には、「福島のうまいもの」・「福島のいいところ」・「福島の見どころ」が、たくさんあるのに、そ
のアピールが足りない。これが、福島の課題です。
纐纈さんが福島に来て初めて、タクシーに乗ったとき、福島の名所や、おいしいものなどを尋ねると、
タクシーの運転手さんに
「ふぐしまさは、どごもみっとごもねえし、なんもうまいもんもねえ!」
と言われ、
「とんでもないところに来てしまった。」
と思ったそうだ。
---出席してみて---
私たちは、福島のいいところに気づいていない、
気づいていてもアピールの仕方が分からない、福島
がこんなにいいところだなんて口に出すのは恥ずか
しい、などの理由があって、「なんにも無い」と言
ってしまう。福島人はシャイなのです。
何かのアンケートで、「二度と行きたくない都市、
または、よく分からない都市」のBest10に入ってい
るのを見ました。福島に住んでいる者としては、こ
れではいかんと思いました。
福島を再認識し、もっとアピールしていかなければなりません。また、我々が、新しい福島を作っていくの
だというモチベーションを高め、福島をより素敵なところにしたいものです。
そのためにも、福島の歴史をはじめ、福島のいいところを、知る必要があります。今回の「ふくしまふれあ
いカレッジ」は、とてもいいきっかけとなりました。 (K.K)
---講義で使用したテキストです---
もっと福島を知ろう
「福島シティガイド」(1,000円)
発行/福島商工会議所
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