弊社は昭和24年(1949年)に合資会社として創業し、昭和31年(1956年)に株式会社へ組織変更いたしました。令和6年(2024年)には創業75周年を迎えることができました。これもひとえに、国土交通省、福島県、県内各市町、ならびに大手建設会社の皆様からのご愛顧、そして関係者の皆様や地域の皆様方のご指導・ご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。

昭和29年(1954年)には、民間としていち早くブルドーザを導入し、県内各地の河川護岸工事や国道のコンクリート舗装工事などを施工してまいりました。昭和30年代には、アスファルト合材プラント設備を各地に整備し、各種舗装機械を導入し、国道4号福島市北町バイパスの舗装化や、裏磐梯の観光有料道路をはじめとする主要地方道路のアスファルト舗装工事など、幅広い分野の工事を手がけてまいりました。

創業以来培ってきた技術を継承しつつ、常に新たな技術を取り入れ、時代のニーズに応えるべく、舗装・道路構造物・河川砂防等の土木工事に取り組んでおります。

昭和48年(1973年)からは下水道推進工事に着手し、技術の研鑽を重ねてまいりました。オーケーモール工法、ドリルモール工法をはじめ、数多くの推進工法の開発や、長距離・カーブ推進施工にも挑戦してまいりました。

その後は、下水道工事にとどまらず、水道管・ガス管・通信ケーブル等の簡易推進工事にも着目し、非開削推進HDD工法や極小径カーブ推進工法(たけのこモール)を導入し、順調に施工実績を伸ばしております。

さらに平成18年(2006年)以降は、管更生工法(パルテム工法、SPR工法)による下水道維持管理業務にも着手しました。

※令和7年3月末時点での施工実績:延べ推進施工延長125.7km、延べ管更生施工延長5.7km

今後も「推進の多田建設」と呼ばれるよう、そして「管更生の多田建設」とも評価いただけるよう努力して参ります。

また、東日本大震災を機に、下水道施設の災害調査にも取り組んでおり、さらに平成24年(2012年)からは、回転式高圧洗浄吸引システム(スピンバック工法)による除染業務も行っております。

令和6年(2024年)元旦に発生した能登半島地震では、被災地の災害調査を行っております。

近年、台風や豪雨などによる大規模災害が頻発し、建設業界を取り巻く環境も大きく変化しております。こうした中にあっても、「安全」「技術」「誠実」をモットーに、社員一丸となって、これまで以上に「品質」に絶対の自信と誇りを持ち、建設を通じて地域社会に貢献してまいります。

今後とも、変わらぬご愛顧とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

多田建設株式会社
代表取締役社長 多田 恵造