トークメンバー紹介

施工管理
O.S
中途入社38年目。前職も施工管理職であり、トンネル工事や地下工事などを担当。入社後は現場管理に従事し、現在は原価管理や労務管理も担う。

代表取締役社長
T.K
多田建設の代表取締役社長。新卒入社23年目。2003年より代表取締役副社長、2007年より2代目社長から引き継いで現職。

施工管理
K.A
新卒入社29年目。入社から一貫して工事部に所属し、現場の施工管理、現場代理人、管理技術者として後輩の指導にもあたっている。
それぞれが感じる時代の変化

K.A
私が入社した90年代後半は、まだフィルムカメラで写真を撮ったり、手書きの図面も多かったんです。今はパソコンや管理ソフトが整備されて、事務処理のスピードもすごく上がりましたね。

O.S
前職でも施工管理をしていましたが、前職も入社当時の多田建設も今と比べると残業が多くて、休日出勤も当たり前でした。今は「働き方改革」もあって、多田建設でも残業はかなり減りました。平均有給取得日数も10日以上、完全週休二日制も目指しています。

T.K
最近では「働き方改革」の影響もあり、平均残業時間は一桁台、有給取得も年間10日を超えるようになりました。4週8休も達成しており、今後は完全週休2日を目指しています。営業もバックオフィスでも、IT技術の進化によって、作業効率が目覚ましく向上しています。


震災がもたらした仕事の急増と、これからの課題

T.K
私が入社した2002年は、公共工事の予算が右肩下がりの時期で、社内の組織改革が追いつけない状態でしたが、東日本大震災以降、状況が一変しました。

K.A
当時は公共工事の予算が一気に増え、震災復旧・復興のための工事が急増しました。地域のインフラを早急に整備しなければならなかったので、とにかく仕事が多くて人が足りていない状態でした。

O.S
でも、最近は少し状況が変わってきました。震災復興がひと段落したことで、公共工事の予算も落ち着いてきています。その一方で、全国的に建設業の競争はまた激しくなってきていますね。

T.K
今は、ただ待っていれば仕事が入る時代ではありません。実績づくりや技術力向上など、差別化への取り組みが重要です。

K.A
加えて、優秀な人財の採用と育成も大きな課題です。若い人に応募してもらい、かつ長く働き続けたいと思ってもらえるように、社内制度を整えていく必要がありますね。最近では、特に若手の資格取得の負担を軽減するため、資格取得支援制度を整えました。

O.S
新しい技術やICT、AIの導入も重要です。今まで人手でやっていた測量も、ドローンや3Dスキャナを使う時代になってきています。それに対応する力が、会社としても個人としても大切になると思います。
変わらない「多田建設らしさ」

T.K
時代とともに変化するものもありますが、変わらないものもあります。例えば、会社の社訓である、「即実行」を社員全員が心がけ、問題があればみんなで協力し、決して問題を先送りしない企業風土は変わらないですね。

O.S
社員一人ひとりの「良いものを作りたい」という思いと、現場でのチームワークの強さも、入社してからずっと感じています。

K.A
確かに、困ったときに互いに助け合える風土は、うちの会社の魅力だと思います。自分も若いころに助けてもらったので、後輩たちも困っていたら何とかしてあげたいと思います。ただし、馴れ合いに陥らないよう、一人ひとりが責任感を持つことも大切ですね。

T.K
社員の仕事を固定化せず、いざとなればどんな仕事でも、誰でもフォロー出来るようにジョブローテーションを行っています。それぞれの立場を知ることができるので、お互い助け合う文化が少しずつ醸成されていると感じます。

O.S
多田建設では、日々の業務改善提案を社員から募集する仕組みがあるんですが、この取り組みは20年以上前からありますね。「もっと良くしていくにはどうすべきか」を、社員一人ひとりが考える風土も根付いていると思います。


若手への期待と、多田建設が描くこれから

K.A
若い人には、まず人と関わる姿勢を大切にしてほしいですね。仕事のスキルは後からでも身につきます。でも、素直に話を聞けるとか、わからないことを聞けるとか、そういう姿勢が一番大事だと思います。

O.S
言われたことをやるのではなく、自分で考えたことを行動に移してほしいです。例えば、質問の仕方も大切ですよね。「これ、どうやるんですか?」じゃなくて、「自分はこう考えたけど、合ってますか?」って聞けると、相手も答えやすいし、自分の成長にもつながります。

T.K
まさにその通りです。建設業は、今でも人の力が欠かせない仕事。だからこそ、一人ひとりの人間性や姿勢が、現場の雰囲気や成果を大きく左右します。ただ、若い人が安心して挑戦できるようにするには、会社自体がもっと魅力的でなければなりません。これからは、一層多田建設のブランド力を磨き、働きやすさややりがいを感じられる環境を整えていきたいと考えています。そして、次の世代に渡したいのは、「多田建設で働けてよかった」と心から思える会社。そのために、私たち経営陣も、現場も、一丸となって変化を続けていきたいですね。

K.A
若手のうちは、ミスや間違いがあって当たり前だと思うんです。ただ、ミスは上司が必ずカバーしてくれます。ホウレンソウを大切に、素直な気持ちで働けることが一番大切です。

T.K
確かに、知識や経験は、あとからいくらでもついてきますからね。大事なのは「人の役に立ちたい」「地元のために働きたい」という想いと、仲間への思いやりの気持ちです。

O.S
地元の道路や橋など、日常に欠かせないインフラに貢献できるので、社会貢献性は非常に高い仕事です。また、転勤がなく地元に根ざして生活できるのも魅力ですよね。最近は残業も少なく、若い人にとっても本当に働きやすい環境が整っていると思います。

T.K
私たちは、地域の暮らしを支えるインフラをつくる仕事をしています。決して派手な仕事ではありませんが、「安心できる日常」を形にする、大切な役割を担っていると感じています。一緒に汗をかいて、成長できる仲間と出会いたいと願っています。
