ドリルモールシステム工法

礫・玉石・転石・岩盤層の推進に抜群の力

ドリルモールシステム工法

鋼製サヤ管推進工法 TH-100N

1,チャンピオンホリゾンタルハンマー

推進用に開発された全長の短いダウンザホールハンマーと、センタービット、リングビットの組み合わせはどの様な岩盤においても、最小3.0m立坑から容易にφ300mm、φ400mm、φ500mm、鋼管の推進をします。

2,方向修正

発光ダイオードを追跡し、特殊先導管により方向修正を行い、推進精度を確保します。

3,排土システム

先端のセンタービット、リングビットで破砕したスライムを限られた口から取り込む為、むやみに地山を傷つけることなく推進します。

4,適応地盤

N値0の超軟弱地盤から玉石混じり砂礫土、超硬岩まで幅広い地層に対応します。

5,発進立坑寸法(有効寸法)

使 用 鋼 管 鋼 矢 板 立 坑 ライナープレート立坑
1m 鋼管 2200×2800 φ3000 2500×3913
2m 鋼管 2200×3800 φ3800 2500×3913

※ ベースコンクリートから管芯まで840mm以上とする。
※ 腹起こしは、管芯から1,300mm以上とする。

ドリルモールシステム推進工法!!

施 工 実 績 紹 介

鋼製さや管推進工法

1,工 事 名 : 特下委第2号汚水管渠新設(推進)工事

2,工 事 場 所 : 新潟県南魚沼群湯沢町松川地内

  • ☆当工区は、関越自動車道の湯沢インターチェンジから約 3.5Km東南の魚野川沿いにあり、松川橋たもとに位置します。
  • ☆推進施工位置は、JR上越線(下り線)の横断推進で横断ボックスカルバート(4500*4700)の真下を推進し、下水道を目的とし、推進鋼管φ500mmの中にエンビ管φ200を挿入する推進工事です。

3,施 工 位 置 図

4,施 工 条 件

 当工区の土質は、魚野川沿いに位置し、右の写真のように転石混じりの砂礫で、シルト分が少なく転石も数多く混在し、転石の最大径は1mを超えるものがあり、また、土がぶりは、2mと比較的浅くボックスカルバートへの影響も心配され、地下水もあることから、小口径推進工法ではなかなか施工が困難な土質であり、推進工法の選定には、十分検討を要した。検討の結果、鋼管φ500mmでドリルモール推進工法が採用されました。

5,平 面 図 ・ 縦 断 図

6,施 工 状 況 写 真

  • ドリルモール先導体
  • 砂礫土推進状況
  • 転石破砕推進状況
  • 先導体到達状況

7, 考  察

ドリルモールシステムは、ダウンザホールハンマーに特殊ビットを使用していますのでどのような硬さの地層にも対応できる小口径推進工法です。
当工区では、2.0m鋼管を使用して施工しました。推進力は、最大で80t以内で方向修正も問題なく精度良く到達することが出来ました。日進量については、大きい転石に当たったときには1.5m/日以内の日もありましたが、通常の砂礫土では、問題なく通常の日進量で推進することが出来ました。 今回改めてドリルモールシステムの威力のすばらしさを実感できた現場でありました。
また、この工法は、最小2.8m立坑からφ300mm,φ400mm,φ500mm鋼管を推進でき、土質は、軟弱土から玉石混じり礫質土,超硬岩までの幅広い地層に対応しています。
 

難しい土質は、当社に御用命を宜しくお願い致します。

  • 多田建設(株)環境整備部
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    FAX 024-533-8205